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by oitya-n

『リンパ腫壊滅作戦 CHASER』

2006/6から再燃治療で再入院しました。
病院が新築移転してて居心地バツグン。
看護師の皆さんも優しかったなー
患者としても克服に向けて(いろんな意味でw)モチベーションが高まります。

移植前に腫瘍量を減らし出来れば寛解状態にするために化学治療をします。
主治医からは実績のあるRCHOPで行こうかと提案がありましたが
アドリアマイシンのいたずら(心筋毒性)が気になってたのでRCHOPはお断りしました。
で、アドリアマイシン(アントラサイクリン系)が入らない
プラチナ系は切り札として温存したかった(難聴の噂?も心配してた)のでCHASERとなりました。

C シクロフォスファミド=エンドキサン
H high dose(高容量)
A アラビノサイド=キロサイド=シタラビン
S ステロイド=デキサメタゾン=デカドロン
E エトポシド=ラステッド=ベプシド=VP16
R リツキサン

この治療はシタラビン(キロサイド)を大量に使うので骨髄毒性が強く出ると説明を受け、
白血球値が下がった場合はG-CSF(白血球造血因子(筋肉注射のお薬)を併用する説明を受けました。
またデキサメタゾンの副作用で血糖値が上がるのでインシュリンを使う場合があるようです。

このシタラビンは米国で白血病の治療薬として使われ
少量使うとむしろ白血病を悪化させるおそれがあり、
大量に使用してもある程度以上は効き目がない。
また大量に使うとシタラビンシンドロームと呼ばれる
発熱や骨痛の副作用が起きやすい、なかなかの曲者のようです。

CHASE療法は1995年愛知県がんセンターで開発された再発救援療法で、
私の場合は一旦CHASERで腫瘍細胞を減らして状態をモニターしながら
自己移植治療に移る方針でした。

ところが、私の心臓駆出率の想定外の低下で自己移植にストップがかかり、
主治医からは
・完治を目指すミニ移植
~の提案がありました。
心臓が弱いと大量抗がん剤治療中のシクロフォスファミドの副作用により
うっ血性心不全が起こりやすいそうです。

ミニ移植となるとドナーさんの負担も気になります。
しかしR-FNDの「長期の寛解」では目指す方向が違います。
幸い私には兄弟が(兄)居ましたので相談し、
快諾を貰って白血球の型を調べると幸運なことに一発フルマッチ。
ここで治療方針を大転換。
同胞間同種末梢血幹細胞移植(同胞間のミニ移植)に変更となりました。
この移植も寛解状態で行う方が予後が良いらしいです。

CHASER一回目は爆発的効果がありましたが
二回目は画像上変化無しと(薬剤耐性の獲得?)診断されあと1cm以下を残して三回目は中止。
部分寛解の状態で移植する事となりました。
RCHOPに続き1cm以下がなかなか消えてくれません。

治療前に聞いてた説明通り、白血球も3桁まで下がり、血小板も下がりました。
一回目の治療後は白血球が上がる前々日にロキソニン(鎮痛剤)が必要なくらいの腰痛。
二回目治療後は一週間ほど毎日1回の発熱が続きました。これもロキソニン+氷枕で対応出来ました。
夜中に替えて貰った氷枕が「抱きしめたい?」くらい気持ち良かったなー。
調子の良い時は早起きして散歩してました。(早起き=多分ステロイドハイです)
CHASERの点滴はリツキサン+72時間昼夜連続点滴ですから、腕と平行にカテを入れて貰いましょう。
白血球が下がるとベッドのそばに24時間空気清浄機が入って白血球が上がるまで横でガーガー言ってます。

二回のCHASER治療の後ドナー待ちで一月くらい退院して遊んでました。
好天で汗が気持ちいい夏でした。
夏の終わりで海辺でみんなと焼肉喰ったあと帰り道の猛烈な夕立(ゲリラ豪雨)も思い出です。

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by oitya-n | 2010-12-01 17:00